金華山

黄金色の山

金華山ロープウェー

金華山は岐阜市の中央に位置する、標高329mの山です。 山頂には岐阜城がそびえ、戦国時代には歴史の表舞台にたびたび登場しました。市内中心部にあるにもかかわらず、今なお多くの自然が残る金華山は国有林・鳥獣保護区として保護されています。山頂までの遊歩道も整備されており、手軽なハイキングコースとしても親しまれ毎日多くの人々がその自然を楽しんでいます。

ツブラジイ

金華山に多く見られるブナ科の樹木で、岐阜市の木にも指定されています。一般的には類種のスダジイと併せてシイノキと呼ばれています。金華山の名前はもともとは「稲葉山」という名前でしたが、黄色い花を咲かせ全山が黄金色に見えたことから「金華山」の名が付いたとも言われています。ツブラジイの花は毎年6月に咲き、辺りにはツブラジイの香りが漂います。

ヒトツバ

金華山には150種類ものシダ類が生えていると言われていて、その中でも群生しているのが「ヒトツバ」と呼ばれる、常緑多年生のシダです。単葉の葉が特長的で、葉が厚く乾燥に強いので、岩や石の多いところでも良く育ち登山道周辺でも多く見られます。松尾芭蕉の俳句にも「夏きてもただひとつばの一葉哉」とよまれています。

金華山ロープウェー

岐阜公園と金華山の山頂駅を結ぶロープウェーで、所要時間は約3分です。眼下には自然林に覆われた金華山と長良川の自然、岐阜市の街並みが一望できます。山頂駅にはリス村や売店、展望レストランなども併設されており、夏季は夜間も運転され、夜景を楽しむ多くの人に利用されています。

アクセス

JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から、岐阜バスの岐阜公園・高富方面行きで所要時間約15分、岐阜公園・歴史博物館前下車、徒歩3分となります。