岐阜城

日本100名城

岐阜城

日本100名城の一つに選ばれている岐阜城。岐阜城は金華山の山頂、標高329mに天守があるので岐阜市の町はもちろん360度に渡って一望することができます。そして、最近では写真愛好家の間で明月撮影の人気スポットになっていることがだんだんと広まり、岐阜城の背景に明月がのぼる光景はとても神秘的で美しいと注目が集まっています。

織田信長の居城

岐阜城は金華山山頂に位置し、1201年に鎌倉幕府執事二階堂行政により始めて砦が築かれたといわれています。岩山の上にそびえる岐阜城は難攻不落の城としても知られ、『美濃を制すものは天下を制す』と言われるほどでした。永禄10年(1567年)に織田信長がこの城を攻略して城主となり、「井の口」と呼ばれていた地名を「岐阜」に、「稲葉山城」を「岐阜城」に改めたといわれています。天正3年(1575年)に岐阜城を息子である信忠に譲るまでの間、天下布武の朱印を用いて天下統一の志をかかげ、城下町の復興に力を注ぎました。楽市楽座の保護など斬新な政策により、岐阜城下は大変な賑わいでした。しかし1600年、関ヶ原合戦の前哨戦の際、岐阜城は東軍に攻め入られ、激戦の末落城し、天守閣・櫓等は加納城に移されました。 現在の岐阜城は昭和31年に復興された鉄筋コンクリート造りの3層4階構造で、岐阜市のシンボルとなっています。城内は史料展示室、楼上は展望台として今でも多くの人に親しまれています。また日没から夜11時まで岐阜城はライトアップされます。

壮大な景色

そもそも、お城の天守は司令塔的な役割をもたせていたとされ見晴らしが良い天守が多く、一説には、この岐阜城が「天守」という呼び名の発祥とも言われいます。岐阜城の眼下には清流長良川、東には恵那山や木曽御岳山、北には乗鞍・日本アルプス、西には伊吹山・養老山脈、南には伊勢湾などが連なる壮大な眺望を楽しむことができます。

岐阜城パノラマ夜景

昼間の岐阜城から見る壮大な景色もいいですが、夜はオーロラに例えられるほど美しい大パノラマが眼下に広がります。期間限定で360度の夜景を楽しむことができ、夜景スポットとして人気を集めています。